鑑賞した日付:2024年7月5日
アニメ「ゆるキャン△ シーズン3」  作者:あfろ
★★★★
総合点:83点/100点

 そんなに良いものではないが、雰囲気が良いので総合点は上げざるを得ないという感じの作風。
 というか、「ゆるキャン△シリーズ」は当方の作業用BGM的映像として超高回転させているのでさすがに飽きてきたところにこのシーズン3が出てくれて本当に助かっているw。

 今回の内容は前半が「静岡・大井川上流部」で、リンちゃんアヤちゃん&後から駆け付けたなでしこによるキャンプが特集されていて、静岡出身者としてはちょっとうれしい舞台設定というか、馴染みがある…と言うほどではないけれど知らない場所というわけでもないのでそれがとても良かった。

 映画版で示唆されていたように、これがシマリンと土岐綾乃の馴れ初めの旅というか、この辺りからこのコンビの活躍も見れてそれが良かったと思う。

 中盤はイヌコや大垣千秋らのドタバタキャンプの回想になっており、それを挟んで最終的には「お花見キャンプ」というテーマで緩く繋いでまとめていたのも全体的に良かったと思う。

 絵柄が変わったことが話題になったが、このアニメ、こう言ってはナンだが元々大した絵柄ではないし、当方は作業用BGM的映像として見ている部分もあるので、最初は少し違和感を感じたがその後はすぐに、あまり気にならなくなった。

 まあ、いいんじゃないでしょうか。この作品はこんな感じの緩さで。
 細かい所を言えば、これまでに評してきた様に色々と突っ込むべき部分もあるのかもしれないが、それに関しても取り立てて目くじらを立てていう様な事でもないし、普通に良かったと思うし良いと思います。

 キャラがこれ以上増えても分かり辛くなるし、それでいて今回も少しだけ、"ちょっと出"のキャラもあって、これまでの流れも踏襲していて本当に及第点かちょっとそれ以上くらいで良かったと思います。

 他のアニメ作品についても言える事だが、せっかく1期や2期で上手くいったのだから、あまり"変えない"というのは本当に大切で、意外と"変えない"というのは逆に大変な事だったり稀な事だったりする。逆に言えば、どうしても何か変えたくなってしまうものだからだ。

 特に「のんのんびより」や「ゆるキャン△」は変えなくて良いと思うのだ。

 あと、風景の絵が完全に写真をトレースしていて実写なのかアニメなのか分からなくなるほどだが、それも別に良いと思う。むしろ屋外のリアルな風景が綺麗なアニメ絵に一応、変えられていて見やすいと言えば見やすいのかもしれないし。

 普通に良かったです。
 視聴者としてもそれほど期待している作品というわけでもないと思うし…。ってそれを言っちゃーおしめーかもしれねーけど…w、でも本当に、普通に良かったと思います。



:追記:
そう言えば…、唯一気になったことと言えば、
なでしこのお姉ちゃんのテンションが異常に低かったのが、ちょっと気になったと言えば気になった。
お姉ちゃんは元々テンションが低いキャラなのだが、それにしても今回は一段とテンションが低くなったように感じた…。

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