鑑賞した日付：2023年6月30日
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく！」　　作者：はまじあき
★★★
総合点：66点/100点

　実際の有名アーティストも皆、絶賛しているアニメ「ぼっち・ざ・ろっく！」をついに見ました。ので、以下に感想を書いていく。が、そもそも最近はきらら系のアニメを見る様な気分ではなく、きらら系というだけで僕のコンディション的に総合点は下がってしまう…と最初に付け加えておこう。。

　上記の通り、総合点はかなり低く見積もったが、そもそもきらら系だしギャグマンガ、コメディーなのでこれ以上はどのみち点数は上がらない。むしろきらら系のコメディでこれだけ高得点なのは全体的に良かった！という証でもある。

　とにかく、あくまでもコメディなので、良くも悪くも内容は非常に薄く、忙しい中サラッと見れる内容だった。もう少しギャグが面白かったり内容があったり最後に感動させたりどんでん返しがあったりしても良かったのかな…？とも思うが、先述の通りあくまでもコメディなのでこのくらいで良いのかな…？とも思う。だが、そこの部分を更にイヤラしく分析するならば、作者の人はそもそもそういう大作や感動作になるのが嫌で、あえてこういうギャグに逃げまくっているというようにも感じられた。実際、ロックバンドをテーマにした話というのは、もうロックバンドをテーマにした！という時点で簡単に感動作に出来ると思うし…。ＢＥＣＫとか古くは大林監督の「青春デンデケデケデケ」とか吉岡秀隆の「ラストソング」とか（あれらも意外と良かったな…と思う。）、感動作にするのは簡単だと思う。良くも悪くも…。

　きらら系で明るい内容のギャグアニメだし、今後僕の作業用ＢＧＭ的映像として活躍するかもしれないけれど、それにしてもやっぱりもう少し内容があればな…と言う風にも思った。

　実際の元バンドマンとして、高校生の時には文化祭でのライブもやった僕の視点で観れば何か共感できるようなコアな部分が描かれた内容なのかな…？と期待して観てみたけれど、きらら系だしギャグアニメなのでもちろん、リアルさはないよｗ。リアルさを求めるのなら上述した実写映画の方を見るべし！

　あと、個人的な事を言わせてもらえば…、上述の通り僕は高校の時の文化祭でバンドのライブをやったくらいの人間なので、あまり陰キャの視点の物に同調できないんだよな…と。このサイトで何度か語ってきたように、僕は高校の時は涼宮ハルヒの男版みたいなキャラだったし、このアニメで言うなればヴォーカルの喜多ちゃんみたいなキャラだったしな…と。ただその反面、要所要所で場面緘黙症にも陥るという複雑なキャラではあったので陰キャの気持ちが全く分からないという訳でもないけれど…ｗ。

※このアニメはコミュ障のぼっちキャラだった主人公がロックバンドを通して徐々に成長していくというギャグアニメです。