鑑賞した日付:2023年1月11日
アニメ「チェンソーマン」  作者:藤本タツキ
★★★
総合点:76点/100点

 今一番人気で話題作の漫画原作のアニメ「チェンソーマン」を視聴しました。ので、以下にレビューをしていくが、アニメの現時点ではまだあまり…話が始まったばかりで12話見ただけでは正確な総評は言えないのだと思う…。が、一応感想。

 進撃の巨人ファイナルシーズンの第2話でマーレの少年少女たちが話をするシーン、特にウドがやたらヌルヌル動いて話をするシーンがあったが、あれば制作会社がWITからMAPPAに変わり、そのMAPPAが自社の技術を無闇ヤタラにあのシーンにだけ詰め込んで誇示したというちょっとした面白シーンだと思っていたが、このチェンソーマンは全編があのヌルヌルした動きで気持ち悪い。やはりアニメというのは作画や動きでリアリティーを出そうとすると気持ち悪いと思った。
 ロトスコープみたいな動きというかフルアニメーションというか、そういうのは技術的に出来たとしてもやらない方が良い様な気がする。

 さて、話の内容も…、街中に普通に魔物が存在するという不条理な、且つ、典型的でちょっとグロい少年バトル物といった感じで「ワンパンマン」に少し似ている。ワンパンマンをもう少し設定を変えて捕り物にしたような話であまり良いとは思えなかった。が、ツマラナイという事もないし、上述の通りまだ話が始まったばかりという事で今後に期待…と言う感じ。でもやはりくだらない子供向けのバトル物だというのは現時点では否めないだろう。そういう意味では「鬼滅の刃」や「東京喰種」等とサほど変わらないと思う。

 また電通とかがゴリ押しして人気話題作になっている様な、そういう嫌な空気も感じる。

 まあ、それほど目くじらを立てて批判するような作品でもないし、話もだんだん面白くなってきているし決して悪くはないと思ったが、この作品の様な、主人公等がイカレテいて人とかを殺しているのに妙にハイテンションでふざけているような作品は個人的にあまり好きではない。特に笑えるようなシーンもないし。パクリというか、色んな所に色んな作品のパロディを入れているようだが、それに関しても別に…、それがパロディだという事には気付いたけどだから何…?って感じ。

 マキマさんの正体とか謎で且つ興味深くて惹き込まれるようなところがあるし、敵の倒し方とかがちょっとカッコ良くてそこにシビれる憧れるけどそれってまんま鬼滅のお館様の「産屋敷」やん。

 これまでにあった色んな少年バトル物を継ぎ接ぎして作ったような話でつね…。

 とにかく、ツマラナイという事もないけれど、それほど面白いということもなく、そして非常にグロいわりに、基本的には子供向けな作品だなと。

 OP曲は米津玄師の「KICK BACK」。これはとても良いけれど、ED曲は毎話違うという新しい試みで、そのメンツというのが、こういう電通オシャレ人気話題界隈でいかにも取り上げられ勝ちな典型的なメンツで写楽さくて鼻についた。