鑑賞した日付:2022年12月1日
アニメ「ブギーポップは笑わない」 作者:上遠野浩平★
総合点:19点/100点
ラノベの王道、電撃文庫の不朽の名作「ブギーポップ」シリーズをついにアニメで鑑賞しました。でもその感想としては…、あまり良いものではないと感じこの総合点に相成りました。それでは以下、なぜこんなに総合点を低く見積もったのか、その理由を詳細に。↓↓↓↓
上述の通り、この作品はラノベの先駆けになった様な名作で、あの「物語シリーズ」の西尾維新や「Fate」の奈須きのこ、そして「キノの旅」の時雨沢恵一も影響を受けたと言われているくらいの名作で、原作はとても優れているのだろうとは思うが、それだけ“古い”作品とも言えて、今時そういうダークな話を見てもそれほど斬新には思えないし、原作の良さが全く活かされていないようなアニメ化なのだそうで、そのセイもあって確かに観ていて苦痛以外の何物でもなく、総合点を下げさせてもらった。
主に高校生の、特に女子高生とかの暗い家庭の事情やら心の闇やら内面やらを浮き彫りにしたような暗い話(…と言う時点で、現在ではもう出尽くしているような古さを感じる内容)に合わせる為の演出か分からないが、とにかく非常に画質が悪く、明度も暗く、色彩も淡く、ぼやけたモノクロみたいな作画でとにかく観ていて苦痛。話の内容も上述の通り現在ではそれほど斬新な物ではないし、面白くなかったなと。面白くないというかもう全然楽しくないしただただ苦痛。観ていて苦痛。こういう時代のアニメというのは以前「ブラック★ロックシューター」のレビューでも言ったがアメリカンニューシネマみたいにやたら病んでいる内容の物が多かったようにも思う。(ノイタミナの全盛期とかね)。
ちなみに、流石にこの荒い画質のアニメは失敗だったと思ったのか、このブギーポップシリーズは旧版と新版が出ており、新版の方はその辺りを改善して作ってあるみたいなのでもう少し良くなっているのかもしれないが、流石に旧版をみて疲れ果ててしまったので僕はまだ新版の方は確認していない。
けれども、これによって最近僕が思っていたことが強く裏付けられたような気もしている。
それは…、
アニメというものはその話の雰囲気に合わせる為であろうがなんであろうが関係なく、問答無用に「発色」を良くしないとダメだなと。それを強く感じた。逆向きに極端な言い方で表すのなら、話の内容なんてどうでもいいからとにかく発色を良くしろ!そうすれば良いアニメになる!と言えば分かりやすいかもしれない。それはそれで極論だが、でも僕が言いたいのはそんなところもある。発色が良くないアニメはもうただそれだけで駄目だ。
更に分かりやすい例を用いて説明するならば、「蟲師」や旧版の「キノの旅」がまさにそれで、或いは「電脳コイル」なんかもそうだしその記事でそのことについても少し言及しているが、いずれも内容は悪くないけれど色味が淡すぎて全然良い作品に思えないという難点があったと思う。特に「キノの旅」はブギーポップと同じように新版と旧版が出ており、旧版はかなり重苦しい雰囲気で観るのが辛かったが新版は同じ内容なのに色味の発色が良くて非常に観やすい良い作品としてリメイクされた成功例だと思う。
僕がこの2022年に今更“初めて”見ている…と言うのもこの作品の(僕の中での)総合点を落としている所以でもあるのだろうが、やっぱり話の内容も暗くて楽しくなさすぎる。
とにかく楽しくなさすぎる! 楽しく無さすぎるのが問題。
「惡の華」と同じ轍を踏んでしまっていると言ったら言い過ぎかもしれないが、
アニメは発色が全て!で、発色が命だ!!
と思うしそう思った。…と言う話。
そしてジブリなんかはそういうことを理解してああいう独特な良い発色のアニメを作り続けているスタジオなんじゃあないかなと…思いました…。
・新版の音楽はコチラで紹介した。(これは素晴らしい!)
もし、これから始めて観ようと思っている人にアドバイスするなれば、旧版のアニメは見ない方がいいという事。ただただ疲れ果ててしまうので。なので新版を観て面白いと思ったら掘り下げるように旧版を観れば良いのではないか?と思いました。じゃないと僕みたいに新版を観る前に観る気が失せてしまうと思うので…。
なんかこう…、ダークな世界観の話なのでビジュアルから感じるイメージは非常にカッコ良さそうに見えるんだけどね…。
んで…、いま調べてみたら実写映画化もされているんですね…。という事はやはり原作はよっぽど良いものなのでしょう。少なくともその時代(2000年頃)には特に。
主に高校生の、特に女子高生とかの暗い家庭の事情やら心の闇やら内面やらを浮き彫りにしたような暗い話(…と言う時点で、現在ではもう出尽くしているような古さを感じる内容)に合わせる為の演出か分からないが、とにかく非常に画質が悪く、明度も暗く、色彩も淡く、ぼやけたモノクロみたいな作画でとにかく観ていて苦痛。話の内容も上述の通り現在ではそれほど斬新な物ではないし、面白くなかったなと。面白くないというかもう全然楽しくないしただただ苦痛。観ていて苦痛。こういう時代のアニメというのは以前「ブラック★ロックシューター」のレビューでも言ったがアメリカンニューシネマみたいにやたら病んでいる内容の物が多かったようにも思う。(ノイタミナの全盛期とかね)。
ちなみに、流石にこの荒い画質のアニメは失敗だったと思ったのか、このブギーポップシリーズは旧版と新版が出ており、新版の方はその辺りを改善して作ってあるみたいなのでもう少し良くなっているのかもしれないが、流石に旧版をみて疲れ果ててしまったので僕はまだ新版の方は確認していない。
けれども、これによって最近僕が思っていたことが強く裏付けられたような気もしている。
それは…、
アニメというものはその話の雰囲気に合わせる為であろうがなんであろうが関係なく、問答無用に「発色」を良くしないとダメだなと。それを強く感じた。逆向きに極端な言い方で表すのなら、話の内容なんてどうでもいいからとにかく発色を良くしろ!そうすれば良いアニメになる!と言えば分かりやすいかもしれない。それはそれで極論だが、でも僕が言いたいのはそんなところもある。発色が良くないアニメはもうただそれだけで駄目だ。
更に分かりやすい例を用いて説明するならば、「蟲師」や旧版の「キノの旅」がまさにそれで、或いは「電脳コイル」なんかもそうだしその記事でそのことについても少し言及しているが、いずれも内容は悪くないけれど色味が淡すぎて全然良い作品に思えないという難点があったと思う。特に「キノの旅」はブギーポップと同じように新版と旧版が出ており、旧版はかなり重苦しい雰囲気で観るのが辛かったが新版は同じ内容なのに色味の発色が良くて非常に観やすい良い作品としてリメイクされた成功例だと思う。
僕がこの2022年に今更“初めて”見ている…と言うのもこの作品の(僕の中での)総合点を落としている所以でもあるのだろうが、やっぱり話の内容も暗くて楽しくなさすぎる。
とにかく楽しくなさすぎる! 楽しく無さすぎるのが問題。
「惡の華」と同じ轍を踏んでしまっていると言ったら言い過ぎかもしれないが、
アニメは発色が全て!で、発色が命だ!!
と思うしそう思った。…と言う話。
そしてジブリなんかはそういうことを理解してああいう独特な良い発色のアニメを作り続けているスタジオなんじゃあないかなと…思いました…。
・新版の音楽はコチラで紹介した。(これは素晴らしい!)
もし、これから始めて観ようと思っている人にアドバイスするなれば、旧版のアニメは見ない方がいいという事。ただただ疲れ果ててしまうので。なので新版を観て面白いと思ったら掘り下げるように旧版を観れば良いのではないか?と思いました。じゃないと僕みたいに新版を観る前に観る気が失せてしまうと思うので…。
なんかこう…、ダークな世界観の話なのでビジュアルから感じるイメージは非常にカッコ良さそうに見えるんだけどね…。
んで…、いま調べてみたら実写映画化もされているんですね…。という事はやはり原作はよっぽど良いものなのでしょう。少なくともその時代(2000年頃)には特に。