鑑賞した日付:2019年4月18日
「のんのんびより」  作者:あっと
★★★★★
総合点:94点/100点

2019/09/12
(「りぴーと」と「ばけーしょん」も見た。)

アマゾンプライムで無料だったので飯を食う時に視聴しながら見る感じで見てみた。
イイとか悪いとか論じるような作品ではないのかもしれないけど、全体的に特に問題なく良いと思う。


 基本的には(少なくとも今のところは)同じメンバーが成長することなく1年間を何度も繰り返すドラえもんやサザエさん方式の日常系の話。一応、主人公は「宮内れんげ(れんちょん)」だと思うが、これはカツオくんみたいなもので、れんちょんが登場しない回もあるくらいだ。そしてれんちょんは永遠の小学一年生だ。

 意外と感動する!とか、泣ける!とか、そういうのも別にない。本当になにも無い。良くも悪くも。ちょっとクスッと笑える程度というか、そういう緩い内容。そしてそれが良いという作品で、全体的に丁寧に作られていて及第点かと。中身とか教訓とかも無いが雰囲気が良い。それなのにキャラが立ったのも良い部分と言えるだろう。

 これはそれで良いのだろうと思える作品。流石にオタク臭が強すぎて、そういうものによほど耐性が無いと視聴はなかなか難しいというか、まず見るまで行かないだろうと思うが…。典型的な萌え絵の日常系なので。

 あと、なぜか一条蛍が千石撫子にしか見えない…w。(あと小鞠が朝比奈みくるに見える。夏海は阿良々木火憐、一穂はケムリクサのりょう姉。萌え絵は全部同じに見えるが…。)

 この作品も僕は僕なりのサイドストーリーなんかを考えながら見てしまった。そういう意味ではやはり良い作品だと言えるのだと思う。僕は田舎暮らしとか、結構興味があるので見てみたが。

これ系?だったら断然、「びんちょうタン」の方がお勧めだが、これはこれで悪く無かった。

たまにしか出てこない「ひか姉」が一番面白い。
「ばけーしょん」で飛行機に乗り耳の調子が悪くなったくだりは爆笑もの。
(おっけ~ エンポール エンポール)

欠点があるとすれば、対象が狭すぎること。
こんなの女性は見ないと思うし、女性ファンはいないだろう。若い人も見ないのではなかろうか?
これは完全にターゲットをオッサンに絞っており、オッサンが、「いいねぇ、いいねぇ、癒されるわー」と見ているだけだと思う。昭和生まれのオッサンしかターゲットにしていないであろうところが欠点かなと。

 あと、バカ真面目に分析すると、小鞠がヤバすぎる。萌える!という意味ではなく、あれではさすがに知的障碍者レヴェルだということ。全体を通しての話でもあるが、「島嶼化(とうしょか。島の法則とも言うが、島など、他人や競争が少なすぎる場所で育つとヒトは知能が低下すると言われている。)」の一種が始まっているのではないか?というくらいのバカさ加減。

 とにかく雰囲気が良い作品。