鑑賞した日付:2021年11月04日
アニメ「進撃の巨人」  作者:諫山創
★★★★★
総合点:91点/100点

 以前…、それもずっと以前に、漫画版を見たことがあったのだが、その時はガンツを読んでいた最中で、なんとなく進撃の巨人はガンツのパクリじゃん…!みたいな偏見が僕の中にあって、あまり良い印象を抱かなかったのだが…、今回、ヒョンな事からアニメ版を再確認するように視聴したのでレビューしておく。

 とはいえ進撃の巨人ってもう既に凄く話が続いていてそれらを全部確認するのは難しいと言う位なので、とりあえずシーズン3まで見た感想を書いておく。
2021-11-7 ファイナルシーズンも見た。

:一応、これから見る人のために、簡単に視聴方法について書いておくと、:

まず現在、アニメで出ているのは、

・進撃の巨人 シーズン1 全25話
・進撃の巨人 シーズン2 全12話
・進撃の巨人 シーズン3 全22話

・進撃の巨人ファイナルシーズン 全16話

となっていて、シーズン1とシーズン2は劇場版として再編集されたものが出ている。
シーズン1の再編集劇場版は全編・後編に分かれており、シーズン2は1本で全5話にまとめられている。

 さて、レビューだが…、
 シーズン2くらいまでくると尚更だが、この作品はガンツのパクリではなくむしろウルトラマンとかエヴァンゲリオンのパクリというか、そっちの比重の方が重くなってくるんですね…。

 バカバカしいのは相変わらずだが、かつて僕が思っていた感想はかなりの偏見だった様で、今更ながらこうして改めて観てみたら結構面白くて嵌まった。付け焼刃で作ったような安易な話のように思っていたが、案外深く考えられているストーリーで、少年漫画的な話とは言えとにかく思っていたよりもずっと良かったというか、面白かったし楽しめた。

 また時間があれば、シーズン3以降も見ていこうと思った。
もう話が長いので全部ちゃんとはチェックできないかもしれないが。

 そもそも全体の設定に無理があるとはいえ、いろんな謎があって、たとえその謎が安易なものだとしても、とにかく謎をたくさん作って、どうしてもその謎の答えだけは確認したくなるような展開の仕方というか話の“もってきかた”は普通に上手いと思った。
 巨人の正体や外界の様子などの真実を知りたくなる勿体ぶった展開は上手いなと。。
 飽きさせない話数でその謎が解明し、また新たな謎が出てくる感じとか。

 ただやっぱり少年漫画的な御都合主義でどいつもこいつも巨人化しやがって…な展開も甚だしいが…w。
 総論としては、これまではストーリーと舞台設定が安易で嫌いだ…と思っていたけれど、そして上述の通り、少年漫画的な安易な部分は有れど、しっかり観てみればそんなことは無くて好感を持ったという感じ。変なジブリアニメなんかよりもよっぽど考えられていて深くて良い内容だと思う。

:ネタバレ注意:

 劇場版2期の初っ端でライナーとベルトルトが巨人告白するシーンはギャグみたいで面白かったw。お前もかw!みたいなwww。
 あと、リヴァイが獣の巨人を狩るシーンやその周辺のアルミンやエルヴィンのシーンはかなりの胸熱!だった。

戦え… 戦え…!!
もうハンジさん、やめたげて…w。