鑑賞した日付:2020年2月26日
アニメ「ぼくの地球を守って」  作者:日渡早紀
★★★★★
総合点:91点/100点

 オイオイなんとも不思議な雰囲気の話と世界観だな…と。
元祖セカイ系として?有名な作品がアニメ化されていたので今更ながら見てみた。


 これは1980年代の古い少女漫画が原作で、世界系というか転生物サスペンスみたいな内容。
少女漫画雑誌に掲載されていた少女漫画にしては非常に奥が深い…と言ったらナンだけど、ある意味で少女漫画らしくないちょっと重い雰囲気の作品だった。当時はこの作品の内容から「前世の仲間探し」がブームになってしまい社会問題にすらなりかけたほどの影響力があったらしい。

この時代の作画だからか、全体的にちょっと怖い感じもした。
そんなに怖い話ではなくファンタジーだが、何故か全体的に怖いというか、緊張感のある怖さがあったように思う。
色々考えてしまうストーリーで良かったけれど、最終話(第6話)はもう意味が分からない。この作者大丈夫か…w?というくらい、なんだかブッ飛んでいた。

でもすごく良かったし、良い読後感というか、視聴し終わった時に不思議な感覚が残った。
シュウカイドウとかギョクランとかエンジュとか、なんか語呂というか語感がイイな…。
あとこんなに古いものがこれだけの高得点なのはそれだけ良かったということ。